ヘルペスの治療薬バルトレックスの効果や特徴について

ヘルペスウイルスの感染によって、性器や口唇周辺に水ぶくれを形成したり、末梢神経にそって感染し疼痛などを引き起こす帯状疱疹が出たりする等を含めて単純疱疹と呼びます。
感染部位に応じて多彩な症状を呈しますが、初発と再発とでは症状に違いが見られます。
初発の場合免疫が付いていないので、発疹や痛みなどの症状が強く出る傾向が見られますが、無症状で経過することも珍しくないとされています。

ヘルペスウイルスは一度感染すると、症状が沈静化しても腰の神経組織周辺で活動休止の状態で、存在を続けています。
疲労や慢性消耗性疾患などで免疫力が低下すると再び水泡や疼痛などが現れることがあるのです。
これが再発ヘルペスになります。
一度感染すれば一生付き合っていかなければならないので、再発時の症状をうまくコントロールすることが治療の要諦になる訳です。

ヘルペスも感染症の一種ですが、他の性病のように抗生物質は無効です。
細菌類は自ら細胞分裂して増殖することが出来ますが、ウイルスは他の細胞に入り込むことで自らのDNAを複製することではじめて増殖することが可能になるのです。
自分の細胞を抗生物質で排除することは不可能な以上、専用に開発された抗ウイルス薬を投与しなければ効果を見込むことは出来ません。
そこでヘルペスの治療には抗ウイルス薬に分類されるバルトレックスが使用されるのが一般的です。

バルトレックスは有効成分にバラシクロビルを配合しています。
ヘルペスや帯状疱疹などの単純疱疹は表皮細胞で増殖を繰り返す特徴を持っています。
バラシクロビルにはウイルスのDNAの複製を阻害する作用があり、結果的にウイルスの増殖も抑制されるおかげで痛みなどの緩和や水ぶくれなどの病変の拡大を抑制する効果を発揮する訳です。
実際の治療効果も高く、臨床試験ではヘルペス感染症患者の9割に症状の改善が見られ、販売から20年近く経過しているものの今でも治療現場の第一線で使用が続けられています。

バルトレックスの服用方法

バルトレックスの服用方法ですが、1日2回の服用を5日間継続服用するのが原則になります。
仮に5日間服用しても症状改善が見られない場合には、別の治療法を検討する必要があるのです。
正し初回感染では重症化しやすいので、10日間まで服用期間を延長することも可能とされています。
なおバルトレックスは特有の副作用はありませんが、薬である以上副作用の心配はあります。
腹痛や下痢などの消化管症状や頭痛や眠気などの意識障害、まれですが肝機能障害も報告されてるので服用中は注意が必要です。

バルトレックスの有効成分のバラシクロビルには、初発では病変の拡大を抑制し症状の悪化を防ぐだけでなく、重症例の治療時間を1-2週間程度短縮させる効果も有しています。
また、再発した場合でも病悩期間を短縮させて治癒に導くことが期待できます。
しかしバルトレックスは体内に入り込んだヘルペスウイルスを根絶させることは出来ません。

確かに皮膚症状が回復し、疼痛なども無くなれば一応「治癒」と判定されることにはなります。
しかしそれは自覚症状が見られない程度にヘルペスウイルスの増殖が抑えられたことを意味するに過ぎません。
神経細胞で活動を休止して休眠状態になっている事実に変わりはないのです。

そこで一度でも単純疱疹に罹った経験をお持ちであれば、常備薬としてバルトレックスを備えておくことが賢明です。
再発した場合には、早い段階で投与を開始すればするほど治癒までの期間を短縮されると言われています。
その場合には薬価が気になりますが、個人輸入代行などを利用すれば薬価も抑えることが出来るでしょう。
再発ヘルペスにはピリピリ電気が走る感覚などの前駆症状がある場合が多いので、そのような兆候が見られたら直ちに服用を開始するのが推奨されます。